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それでも行かなきゃならないの

辛くても進まなきゃいけない時があるんだって、逃げてばかりの人に言われたから

 

それが最後の願いになるだろう

 

 

ここでちょっと語らせてもらいます。

上の絵はこの先、できれば永久にみんな幸せに暮らせたら、そんな思いがあり描いたものです。

主なテーマは核や原子力でした。

爆弾のような馬鹿らしいものに使う事は置いておいて(隕石が降ってきたりした時を除いて!)、原子力発電を否定することはしません。

否定するにはあまりにお世話になり過ぎているから。

しかし今回の事故で否定はせずとも肯定することはできなくなりました。

人は誰しも失敗する、とよく言います。

それは当然のことで、普段暮らしている中ではある程度やりなおしがききます。

しかし原子力のような人の手に負えない程のものを抱えたなかでの失敗は許されません。

現場で頑張ってらっしゃる方々を責めるつもりは全くありません。

もっと上で働かれる方々に間違いは無かったのか。不備はなかったのか。

全国民が納得できるように説明して欲しいです。

話はそれからだと思います。

 

この絵を描いている時は、あくまで世の中は平穏でした。

あるいは、平穏な面しか知らなかっただけかもしれません。

きっと向き合っていかなくてはならない時が来たのでしょう。

そしてそれに私たちが気付くために、あまりにも悲しい出来事が起きました。

地震や津波の被害により沢山の方が亡くなり、大切にしていたものを無くしてしまった方が沢山います。

ただニュースを見て祈ることしかできなくていたたまれません。

こんなにも耐えしのんでいる方々にこれ以上頑張れなんて言える筈がないです。

良くも悪くも時は過ぎます。

放って置いて事態が収束しないものもあります。

しかし、時が癒してくれることもあります。

どうか、前を向き、強く生きて欲しいです。